山形県に於いて「出羽三山」と同様に全国的に知名度の高い場所は「蔵王温泉」と「山寺」と謂えるでしょう。最もポピュラーなコーススケジュールは第一日目のお昼前後に当地に到着されて「羽黒山」をゆっくりとご参拝をされ、翌朝に「月山」に登って「湯殿山」に下るコースに為りますが、湯殿山に下山後のコースとしては山形市内へと向かい、蔵王温泉、天童温泉、上山温泉などの名湯の温泉旅館にお泊まりに為るのも一興でしょう。

庄内地方に目を向ければ、鶴岡エリア(南庄内)では「致道博物館」、「加茂水族館」、「出羽ノ雪酒造資料館(※試飲も出来る酒造資料館)」、酒田エリア(北庄内)では「夢の倶楽(くら)」、「八福神」、「旧青山本邸」、「初孫ブルワリー(※試飲も出来る酒造資料館)」などが見学に値する場所であると謂えるでしょう。庄内地方の名湯としては湯野浜温泉、温海温泉がありますが、アクセスなどの観点から湯野浜温泉にアドバンテージがあるように思われます。


インデックス
湯殿山に下山後のコーススケジュール
山形市の山寺(内陸) 鶴岡エリア(南庄内) 酒田エリア(北庄内)




【湯殿山に下山後…】

T.「東京にお戻りに為る場合」
@【山形新幹線】
湯殿山・仙人沢発〜湯殿山・仙人沢発〜路線バス〜産直あさひグー前下車〜徒歩約250メートル〜庄内あさひバスストップ〜112高速バス〜山形〜山形新幹線〜東京駅

A【羽越線&上越新幹線】
湯殿山・仙人沢発〜路線バス〜鶴岡エスモール(※「鶴岡駅前」に在るバスターミナル&買い物施設)徒歩約100メートル〜鶴岡駅〜JR〜新潟駅〜上越新幹線〜東京駅

B
【空路】
湯殿山・仙人沢発〜タクシー〜湯殿山インター〜山形自動車道(酒田線)〜庄内空港インター〜庄内空港〜ANA〜羽田空港

■補足説明
鉄路ではAが便利かと思われます。最もスマートな交通手段はBですが「湯殿山・仙人沢→庄内空港」のタクシー運賃として10,000円前後が発生するように思われます。但し、事前に近隣のタクシー会社である「落合ハイヤー有限会社:0235ー53−2121」にご確認をされる事をお奨め致します。


U.「山形市に向かう場合」

湯殿山・仙人沢発〜湯殿山・仙人沢発〜路線バス〜産直あさひグー前下車〜徒歩約250メートル〜庄内あさひバスストップ〜112高速バス〜山形

V.「鶴岡市に向かう場合」

湯殿山・仙人沢発〜路線バス〜鶴岡エスモール※「鶴岡駅前」に在るバスターミナル&買い物施設)

W.「湯野浜温泉に向かう場合」
湯殿山・仙人沢発〜路線バス〜鶴岡エスモール※「鶴岡駅前」に在るバスターミナル&買い物施設)〜徒歩約100メートル〜鶴岡駅〜JR〜温海温泉駅

X.「温海(あつみ)温泉に向かう場合」
湯殿山・仙人沢発〜路線バス〜
鶴岡エスモール※「鶴岡駅前」に在るバスターミナル&買い物施設)〜徒歩約100メートル〜鶴岡駅〜JR〜温海温泉駅

Y.「酒田市に向かう場合」
湯殿山・仙人沢〜路線バス〜鶴岡エスモール※「鶴岡駅前」に在るバスターミナル&買い物施設)〜徒歩約100メートル〜鶴岡駅〜JR〜酒田駅

■お風呂
上記のコースに於いて、時間に余裕が有った場合は「湯殿山参籠所」で入浴(400円)も可能です。

■鶴岡エスモール
・鶴岡駅から徒歩3分のところに在るバスターミナル&買い物施設ですが「東京第一ホテル鶴岡」に隣接しております。拠って「鶴岡エスモール」「東京第一ホテル鶴岡」は屋外に出ることなく施設内の連絡通路で自由に往来出来ます。「鶴岡エスモール」の一角には「(庄内交通の)バスセンター」がありますが、庄内地区の路線バスの殆どがこのバスターミナルを起点に発着しており大変に便利な場所でもあります。
 



【山形エリア(内陸)】
「出羽三山」に匹敵する参拝地、観光地、景勝地は全国的にも名の知れた山形市の山寺と思われます。山寺は山形市街からは遠く離れた奥深い山の中にありますので野趣満点ですから「羽黒山」と同様に石段を登れば“森林浴”を満喫出来るでしょう。尚、前日に月山に登り、湯殿山に下山されて「湯殿山ホテル」に宿泊、翌朝に山寺に向かうのが理想的なコースです。
石段登り口にある山門 石段途中にある茶屋 仁王門前の石段
開山堂 五大堂 五大堂からの絶景



【鶴岡エリア(南庄内)】
鶴岡市は庄内藩・酒井家に依って治められてきた城下町の面影の残るこじんまりとした街です。鶴岡市(旧市内)では「致道博物館」が主な見学場所です。更に鶴岡市内(旧市内)からは路線バスなどをご利用されて少し足を延ばして湯野浜温泉の温泉にご宿泊されたり、湯野浜温泉からは自動車で約10分の距離にある加茂水族館は全国的にも珍しいクラゲの博物館としてその名声を博しておりますので見学されるのも一興でしょう。右記の写真にあるのは「鶴岡市観光案内所(0235−25−7678)」です。ここでは「レンタサイクルつるおか」と銘打って自転車も無料で貸し出しを行っておりますので駅のコインロッカーなどに荷物をお預けになり、天気の好い日は自転車で散策をされるのも宜しいかと思います鶴岡市や酒田市は双方とも人口が10万人前後の小さな地方都市であり、更に街の中心部の人口は5万人前後ですので大して交通量は激しくありませんが、充分にお気を付けて運転されますように願います
「鶴岡市観光案内所
致道博物館
湯野浜温泉 加茂水族館




【酒田エリア(北庄内)】
 江戸時代の初頭に河村瑞賢に依って拓かれた西廻り航路の起点であった酒田港は最上川を通り県内の内陸部で収穫された紅花や米などがここで千石船(北前船)に積み替えられて日本海を渡り、特に関西圏との交易が盛んであった港ですが、面白いことに今日の「庄内弁」のルーツはこのことに起因しているとされ、「庄内弁」は「東北弁」をベースに「関西弁」をスパイスとして加味したような独特の方言です。さて、この酒田港ですが、貿易港としての役目は今でも衰えず、現代では主として韓国や中国などとの物資の輸送などで日々巨大な船舶がコンテナを積んで頻繁に往来しております。

酒田市でも鶴岡市と同様に「観光用無料貸し出し自転車」を用意しております、貸し出し場所は「酒田駅」の一角に在る「酒田駅観光案内所」が最も分かりやすいでしょう。酒田市も鶴岡市と同様に大きな街ではありませんので、天気の好い日はレンタサイクルで市内の名所を巡るのも宜しいかと思われますが、「旧青山本邸(ニシン御殿)」八福神 は、一般的な方が自転車で行ける距離(※酒田市街から約10〜15q)ではありませんのでご注意下さい。
   
 夢の倶楽  「旧青山本邸(ニシン御殿)」
 
 八福神 
 平成24年の年末にオープンした産直施設で「道の駅」ではありません。嘗て「酒田エリア」では「海鮮市場の二階に在る食堂(とびしま)」をお奨めしておりましたが、特に昼食の時間帯などは、土日祝祭日は勿論、平日でも混雑を極めており、行列に並んで食事を終えるまで1〜2時間を要しますので、現在は同様の食事を行列を気に掛けずに摂る事の出来る八福神をお奨めしております。但し、自動車で無ければ行く事の出来ない距離に在りますので、その点、予めご了承下さい。



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